保存の仕方を間違えるとすぐにしなっとしたり、黒くなってしまう繊細なハーブ、バジル。新鮮なまま日持ちさせる保存方法で、できるだけ長く楽しみましょう。賞味期限の目安と合わせて紹介します!
バジルを新鮮なまま保存するには?
新鮮なハーブの寿命は短いものです。初めて買ったハーブをなんとなく適当に冷蔵庫に入れたら、翌日にはしなしなになってしまった!というのは、誰しもが経験することですよね。はい、わたしにもあります。
ハーブの中でもとくに痛みやすいのがバジルです。柔らかくて香り高い葉は、ほかの食材では代用できない特別な風味がありますが、そのぶんとっても痛みやすく、新鮮なまま保つにはちょっとしたコツが必要です。
バジルを生のまま日持ちさせる保存方法
バジルを長期保存するのならば、乾燥させるか冷凍するのが適しているのですが、乾燥、冷凍バジルは、生バジルとは比べ物にならないくらい風味が落ちますし、味もちょっと変わってしまうんですよね。
個人的には、バジルは生のまま保存して、新鮮なものを使い切る努力をするのが一番だと思っています。
そんなに場所を取るものでもないので、鉢植えで育てたれれば一番いいのですが、そういうのはちょっとな~という場合には、切り花を飾る時みたいに扱うのがいちばん持ちがいいです。
やり方はとっても簡単。
- 花瓶代わりのコップに、5センチ程度の水を入れます。
- バジルを包装から出して、茎の根元を1センチほどハサミで切ります。こうすることで、切り口が新鮮な状態に戻り、水を吸い上げやすくなります。
- バジルの葉が水に付くと腐りやすいので、コップに入れた時に水に浸かってしまう葉は取り除きます。
- バジルをコップに入れ、上からスーパーの袋やビニール袋を被せて乾燥を防ぎます。葉が折れてしまわないように、ふんわり被せられるサイズを選びましょう。
- スーパーの袋の口を軽く結ぶ、ビニールの脇の部分を輪ゴムで止めるなどして、バジルが空気に触れすぎないけど、完全密封ではない状態にします。バジルは呼吸しているので、密封しないように注意です!
- 日の当たらない涼しい常温で保管しましょう。
洗うのは使う直前に!
また、バジルはちょっとした衝撃で傷んでしまい、折れたり切れたりしたところから黒ずんでしまいます。
とくに痛みやすいのが水で洗うとき。すぐに使えるように、まとめて洗ってから保存したいものですが、葉を傷めてしまうとすぐに駄目になってしまうので、洗わずに保存して、使う直前に優しく洗うようにしましょう。
バジルが黒くならないように洗う方法はこちらで紹介しています。
生バジルの賞味期限は?
この方法で保存すれば、生のバジルも1週間を目安に日持ちさせることができます!パスタ料理のトッピングに、サラダに、新鮮なまま少しずつ使えるのが嬉しいですね。
場合によっては10日くらい保存することもできますが、それ以上保存したい場合には、やはり他の方法を探す必要があります。冷凍、乾燥させるのもありですが、個人的におすすめなのはバジルソースにすることです。バジルソースにして冷凍すると、普通に冷凍するよりも香りが落ちにくい気がしています。
バジルソースの保存についてはこちらもどうぞ!
冷蔵庫で保存するのはあり?
常温で保存、と紹介しましたが「冷蔵庫に入れたほうが痛みやすいんじゃないかな~」と思っている、そこのあなた!
バジルは沖縄のおばあちゃんよりも寒さに弱い植物で、暑すぎず寒すぎない温度が新鮮に保つカギなんです。
パセリやコリアンダーを保存する場合には、同じ方法で水に入れてビニールを被せ、冷蔵庫に入れるのが一番ですが、バジルは常温で保存したほうが新鮮に保てるんですよ!