非常食にもできるくらい日持ちするレトルトパスタソース。「賞味期限長いから大丈夫、大丈夫」と思ってほったらかしていると、いつの間にか賞味期限切れになっていた…ということは普通によく起こります。
いざというときのために買い置きがあると安心だけど、いざというときには他のものを食べてしまい、食べる機会がないまま棚の肥やしになってしまうレトルトパスタ。賞味期限が切れてしまった場合の「食べれるのか?」について調べてみました。
レトルトパスタソースの賞味期限について
レトルトパスタの賞味期限は、だいたい製造日から1年半に設定されていることが多いです。
これはかなり余裕を持った設定で、よほど保存方法を間違えなければ、賞味期限切れでも1年はほぼ安全に、おそらくは2年間は食べられると考えられます。
ただし未開封であることが前提ですね。開封後は、1~2日で食べきるようにしましょう。食べきりサイズですしね。
なぜそんなに日持ちするのか?レトルト食品は普通の食品よりも徹底的に殺菌されており、包装もがっちりガードの高いデザインになっているので、食品を傷める雑菌が入り込んでしまう心配がほとんどないんです。常温で長期保存できる秘密もここにありますね。
ちなみに、レトルトパスタにはパウチ入りと缶詰とありますが、このページではパウチ入りのパスタソースについて紹介しています。缶ソースのほうが賞味期限も、賞味期限が切れたあとに食べられる期間も長めの印象ですね。
レトルトパスタの正しい保存方法
なので、いつ食べるか分からないレトルトパスタの買い置きは、保管する場所だけ気をつけたいところです。といっても難しいことはなく、高温多湿と、直射日光を避けて保存すること。これにつきます。
日の入る窓際、調理台のそば、そんなことにはならないでしょが、サンルームや浴室に長期間放置しない限りは、まず大丈夫でしょう。
腐ったレトルトパスタソースの見分け方
そうは言いましても、賞味期限切れのレトルトパスタを食べるときには、傷んでいないか確認する必要はあります。とくに注目したいチェックポイントがいくつかあるので紹介しますね。
- 包装(パウチ)が膨張していないか
- 変色していないか
- 異臭がしないかどうか
なにかしらのトラブルがあり、もし雑菌が混入、増殖してしまったら、増殖する過程で発生する炭酸ガスにより、パウチが膨張したり、中身が漏れ出してしまうという、目で見てわかりやすい異常が出やすいです。
雑菌以外で気になるのは油脂酸化ですが、こちらは劣化していると臭気が出るので、食べる前ににおいを嗅いでチェックしましょう。
腐ったレトルトパスタを食べたらどうなる?
保存方法にも、パウチの状態にも、色とにおいにも異常のないパスタソースでしたら、傷んでいてもそうひどい状態ではないはずです。
うっかり食べてしまっても、嘔吐や下痢、悪寒などの症状は出るかも知れませんが、死ぬほどのことにはならないのではないかと思います。
それでもメーカーが保証している期限=賞味期限は切れているので、気になったり、心配になるようでしたら、諦めて処分するのも手です。食べ物を無駄にするのは心苦しいですが、体と心の健康には変えられませんからね。