気をつけて作っているのに、どうしてもできてしまう茶碗蒸しの表面の気泡。ぶつぶつしていない滑らかな表面に仕上げるには、どうやって取り除けばいいのでしょうか?作っている時、蒸す前、蒸したあとの段階別に、絶対にきれいに仕上げる方法を紹介します!
茶碗蒸しの気泡はなぜできる?
茶碗蒸しの見た目が残念な感じになってしまう気泡ですが、表面が泡立ってボコボコになってしまう理由は実はひとつではなく、
- 卵液を混ぜているときに泡立ってしまう
- 卵液を器に注ぐときに泡立ってしまう
- 蒸しているときに沸騰してできてしまう
と、作るときのどの工程でも発生してしまう可能性があるんです。
気泡はどう頑張ってもできてしまうもの。「気泡ができないように、できないように…」と慎重になりすぎ、かき混ぜ方が足りなくてうまく固まらない!なんてことになってしまっては元も子もないので、気泡のことはあまり気にせずに、混ぜるときはしっかり混ぜて作りましょう。
大丈夫です!気泡は簡単に取り除くことができるんです!
できてしまった気泡の取り方
ガシャガシャ混ぜて作った卵液でも、茶こしを通してそっと器に流し込めば、ほとんどの気泡を取り除くことができます。
それでも、流し込むときに思ったようにうまくいかずに気泡ができてしまうこともありますよね。そんなときには、以下の方法を試してみてください!茶碗蒸しの数、気泡の大きさ、量に合わせて、いろいろな解決策をご用意しました。
爪楊枝で刺しましょう
茶碗蒸しの数が少なくて、大きめの気泡がいくつかあるだけでしたら、単純に力技で行くのおすすめです。
具体的には、爪楊枝でブスッと刺して割ってしまいましょう。爪楊枝がないよ~!という場合には、スプーンですくい取るのもいいですね。
ラップを貼り付けましょう
細かい気泡がたくさんできてしまうと、爪楊枝で刺して割るのはちょっと手間ですよね。小さな気泡はなかなか全部をきれいに取ることができなくて「ムキ~~~!」となってしまいますが、そんなときには強い味方、ラップを使ってみてください。
- 器に注いだ卵液の表面にピタッと合わせてラップを貼り付けます。気泡を押しつぶすイメージです。
- 器の中心のラップをつまみ
- そのまま上に向かって引っ張って取れば、つるん♪とした表面に早変わり!
アルコールを吹きかけましょう
霧吹きに入れた料理酒などのアルコールを、気泡のできた茶碗蒸しの表面に吹きかけると、あら不思議!サッと気泡が弾けてなくなります。蒸してしまえばアルコールも蒸発するので、味やにおいにも影響ありません。
空いている霧吹きを用意する手間はありますが、たくさんの茶碗蒸しを作る場合におすすめの方法です。
ライターの火を当てましょう
上記の方法で気泡を取り除いても、蒸しているときに気泡ができてしまうこともあります。きれいにして鍋に入れたのに、蒸し終わったら気泡が出ていた、というのは悲しすぎます。
そんなときには、ライターやチャッカマンの火を気泡に近づければ大丈夫!ブツブツだった表面も、つるつるにすることができます。
トッピングでごまかすのも有り
自宅で自分用に食べるだけなら、三つ葉やカマボコなどを上に乗せて気泡を隠してごまかすだけでも、個人的には良いんじゃないかな~と思います。
ちょっと気泡ができてしまっても味は変わらないですからね。「気泡を取るのが面倒だからな~」と思って嫌煙してしまうのは勿体ないです!自分で楽しめる範囲で気をつけて、おいしい茶碗蒸しを楽しんでください♪