家庭菜園のバジルがわさわさしてきたときに、一気に消費するのに便利なものといえばバジルソースです。手作りの新鮮なバジルソースはさぞ香り高くて爽やかな風味だろう、と思ったら「あれ?苦い?青臭い?」と感じで首をひねってはいませんか?
手作りのジェノベーゼに苦味がある原因について紹介します。
手作りのバジルソースが思っていたよりも苦い?
簡単に作れるのにおしゃれでおいしいバジルソースは、作りたてだと格別に香りが強く、手軽にできるプロの味という感じですよね。材料も多くないし、手作りしてみた!というひとも多いのではないのでしょうか?
しかし「簡単に作れる!」というレシピ通りに作ってみたら、レストランやカフェで食べるジェノベーゼのスパゲッティよりも苦い!ということになりがち。
少ない材料で簡単に作れるバジルソースですが、おいしく作るためのコツが意外と多いので紹介します。
バジルが育ちすぎているのかも
自家菜園のバジルを使っている場合、バジルそのものに原因があることが多いです。
バジルソースを作りたいときといえば、わさわさ育ちすぎてしまったバジルを一気に使いたい!という理由であることが結構あると思いますが、そういうこれでもかっ!というくらい育っているバジルは青臭さが強いです。
使っては駄目!というわけではないのですが、青臭さが苦手な場合には、明るい緑色で柔らかい若葉を選んで使ってみてください。
使うのはバジルの葉だけ
育ちきった葉が青臭いのと同じ理由で、茎もかなり青臭くなっています。レシピでは「葉だけ」と言われていますが、面倒だし茎ごと使っちゃえばいいや~と手を抜いてはいませんか?わたしもよくやるので分かります。
ただ、バジルソースを作るときには面倒でも葉だけ取るほうが風味の良いソースが出来上がります。
ひとつひとつ摘み取るのは気が遠くなる作業ですが、この方法で簡単にバジルの葉を取ることができるのでおすすめです!
バジルの上の方を左手でつまんで押さえ、右手を茎にそって下に引っ張るだけで、一気につるん♪と行きますよ!上のほうの葉だけ後からササッと取れば完了です。
バジルが多すぎてはいませんか?
レシピには「バジル○○グラム」とか「ひと束」とか書かれているけど、だいたいこんなもんだろう…と予想して、目分量で作ってはいませんか?
バジルソースの材料は少ないですが、すべての材料のバランスが仕上がりに直結するので、作りなれないうちにはしっかり計量してみるのが成功の鍵です。
ナッツ類は炒るのが大事
バジルソースの大切な材料のひとつにナッツがあります。松の実が一般的ですが、松の実はけっこう高額でもあるので、カシューナッツ、アーモンド、ピーナッツなどでも代用できます。
どのナッツを使うときにも、フードプロセッサーで粉砕する前にフライパンで軽く炒って、熱を取ってから使用しましょう。ナッツ特有のえぐみを押さえられます。
良いオリーブオイルを使いましょう
バジルの香りを引き立てているのは、材料のひとつ、エキストラヴァージンオリーブオイルです。オイルはただの「ソースのつなぎ」ではなく、バジルをいい感じに引き立てて、香り高い仕上がりにしてくれます。
「空いているオリーブオイルがあるし、それを使っちゃいたいな~」というのも、分かります!ただ、もし手作りバジルソースの風味が気になるようでしたら、もしかしたらそのオイルが原因かもしれません。
オリーブオイルはフードプロセッサーにいれないで
オイル以外のすべての材料をフードプロセッサーに掛けたあとで、粉砕した具材をボウルに移して、オリーブオイルは手で混ぜ合わせるようにしましょう。
フードプロセッサーを回しているときの熱がオリーブオイルに影響を及ぼし、苦味、えぐみが出てしまいます。
ひと手間+洗い物の増加が憎たらしいですが、これは是非ともおすすめしたいひと手間です。
完成したら30分ほど寝かせてみて
バジルソースは作りたてだとバジルの青臭さが充満しています。すべて混ぜ合わせたら30分ほど常温で寝かせて、味を落ち着かせてから使ってみてください。
おいしいバジルソース作り、がんばりましょう!
こちらのページの注意点に加えて、風味豊かで、緑色のきれいなバジルソースを作るために、ぜったいに失敗しないレシピはこちらで紹介しています♪
とはいえ、自宅で家族で楽しむソースですので、完璧に作らなくてはいけないわけではありません。
すべてやらなくてはいけない!と気負いせずに、やりやすいことから、心当たりのあることから試してみて、作りやすくておいしい手作りバジルソース生活を楽しみましょう♪