やや手間だけど、食事をちょっと高級感のあるものにしてくれる茶碗蒸し。夕食時にまとまった時間が取れない場合には、作り置きして置けると便利ですよね。
茶碗蒸しを先に作っておきたい場合、賞味期限はどれくらいなのでしょうか?たくさん作った茶碗蒸しの日持ちと合わせて紹介します。
茶碗蒸しは作り置きできる?
茶碗蒸しが好きなので、どうせ作るなら一気に作って、数日に渡って食べたくなります。大家族ならともかく、夫と二人暮らしだと「2つ作るために作るのもな~」っていうものは結構あるんですよね。
材料がシンプルで、新鮮なだし汁の風味がおいしさの決め手でもある茶碗蒸しは、もちろん作りたてが特別おいしいのですが、自宅で家族で食べるくらいなら、作り置きしてもそんなに気になるほど味が落ちるわけではありません。
作り置きの段階にもいろいろあるので、日持ち具合いや保存方法を分けてまとめてみました。
だし汁を作り置きする場合
作り置き度は低いけど、より出来たての新鮮なおいしさを味わえるのが、だし汁だけ先に作る「ちょっと作り置き」です。
だしは茶碗蒸しの命。せっかくなので粉末ダシではなく、鰹節や海藻から自分でダシを取りたい!という場合、やや手間がかかるので先に作って置けると便利ですよね。
自分で取った特性だしは、冷ましてから冷蔵庫に入れれば2日から1週間ほど日持ちします。
かなり差があるのは、入れる容器が密封容器なのか蓋なしのピッチャーなのか、季節によって日持ちが違うのはもちろん、どうやってだし汁を取ったかによって異なってくるからです。塩分多めだと持ちやすくて、少なめだと早く痛み始めます。
ただ、だし汁は時間が経てば経つほど味が落ちますし、濁って見た目が悪くなってくるので、早く使うのに越したことはないですね。なんでもそうなんですが。
だし汁は冷凍保存もできちゃいます!
日持ちするとはいっても、1週間先に使う用に冷蔵庫に入れておくくらいなら、思い切って冷凍してしまうほうが安全だしおいしく保てます。2週間くらいで味が落ち始めますが、ひと月くらいは気にならない感じでいけますね。
フリーザーバッグや密封容器など、におい移り防止のために密封できるものならなんでも良いですが、製氷機で氷サイズにしてからフリーザーバッグに入れておくと、使うときにサイズが選べるので便利です。
茶碗蒸しに使うときには自然解凍して使いますが、味噌汁にする場合なんかは凍ったまま鍋に投げ込めます。
卵液を作り置きする場合
卵液まで作って、あとは蒸すだけの状態で作り置きできれば、茶碗蒸しは温かい作りたてで食べられるし、忙しい時でも簡単に準備できるので助かりますよね。「あとは調理するだけ作り置き」です。
ただ、生の溶き卵は作りおきに向かないもの代表で、冷蔵庫に入れて保存しても、せいぜい半日くらいが限度です。前の晩に作って、翌朝か昼までに食べる感じですね。
だし汁と卵を混ぜた卵液を冷蔵庫に入れておくと、使うときには分離してしまうので、調理する前にかき混ぜましょう。
茶碗蒸しに具を入れる場合、器に全部入れて冷蔵庫に入れておければ楽なのですが、具材と卵液を合わせるとさらに賞味期限が心配なので、具材だけ器に入れて卵液は別に保存しておき、蒸すときに合わせるようにします。
卵液を作り置きするときに気をつけること
卵液を作り置きするときには、心配なのはサルモネラ菌ですね。サルモネラ菌は加熱することでかなり大丈夫になるので、卵液を作り置きしたときには、念を入れて火を通すようにしましょう。
その他、痛みやすい卵料理を作り置きするときに気をつけたいことはこちら!
蒸した茶碗蒸しを作り置きしたい場合
完全に火を通した茶碗蒸しを作り置きすることもできます。作り置きというよりは、多めに作った茶碗持ちの賞味期限ともいえますね。わたしがやることが多いのはこれです。ズボラなので。
といっても、茶碗蒸しはそう長期間保存できるものではなく、しっかりラップをして冷蔵庫に入れて、できれば2日、作ったタイミングや季節によっては3日を目安に食べきってしまいます。
作りたてを夕食に食べて、多めに作った茶碗蒸しを翌日のおやつにするのが好きです。プリンを食べるよりも(体重的に)罪悪感がないし、なんとなく優雅な気分になれます。
茶碗蒸しをお弁当に持っていきたい場合
お弁当に入れる卵料理の代表といえば卵焼きですが、今日も明日も毎日卵焼きだと飽きてしまうので、バリエーションを付けるために茶碗蒸しが入れられたらな~と思いますよね。
茶碗蒸しは卵焼きよりも持ちが良くないので、季節を選ぶ、クーラーバッグを使うなどの工夫をするほうが安心ですが、ちょっと気をつければお弁当に入れても大丈夫な料理です。
作り置きした茶碗蒸しの温め直し方
冷蔵庫に入れた茶碗蒸しは、冷たいまま食べても美味しいですが、作りたて感を演出するのなら温め直したいところですよね。茶碗蒸しは一気に温めようと思うと「す」が入ってしまいますが、レンジの設定などをいじれば温め直しも可能です!
詳しい方法についてはこちらをご参照ください♪