どうせ目玉焼きを食べるなら、とろ~り滑らかな半熟で食べたいですよね。だた、半熟目玉焼きは作り置きするのだと安全性が心配。半熟の目玉焼きを後で食べたい場合、どれくらい日持ちさせることができるのでしょうか?
目玉焼きは作り置きできる?
夫は、朝食には絶対に半熟の目玉焼きを食べたい派のひとでした。最近は少し考えを変えたようで、オムレツも食べるようになったのですが、それでも絶対に卵料理を食べないと気がすまないタイプです。
絶対に目玉焼き!と決めていたとき、一緒に朝ごはんを食べられれば良いのですが、わたしのほうが先に出勤することも多く、そうすると自分では作らないので、外に朝食を食べに行く念の入れようです。
我が家が叶姉妹か跡部景吾のように金持ちだったらそれもいいのですが、残念ながら一般市民なので、週4で朝食を食べに行く出費は馬鹿になりません。
その1回1000円を節約するためならば、少しくらい早起きして目玉焼きを焼くのもありだと思い、半熟の目玉焼きを作り置きしたら、どれくらい日持ちするのか調べてみました。
目玉焼きの日持ちについて
完全に火を通すならともかく、半熟の目玉焼きの作り置きはどうだろうな~と思っていたのですが、案の定というか、痛みやすいので作り置き向きではない食べ物でした。
一旦殻を割った卵は加熱しない限り痛むのが早く、そもそも作り置きをするべきではないものですが、どうしてもという場合には、半熟の目玉焼きなら冷蔵庫に入れて2時間を目安に食べる必要があります。
冷蔵庫にいれるさいにはラップをかけ、食べる前に5分ほど常温に出して温度を下げましょう。暖かくして食べたい気がしますが、レンジに入れたら卵にさらに火が入って半熟ではなくなってしまうのと、ちょっとやりすぎると卵は爆発するので注意が必要です。
ちなみに、黄身に完全に火が通るまでしっかり加熱した場合は、冷蔵庫に入れて2日ほど日持ちさせることができます。
知っておきたい、サルモネラ菌についてのこと
半熟卵の料理を作り置きしたい!という場合には、是非サルモネラ菌についての知識をつけておきましょう。
卵は一旦割ると痛みやすく、加熱することでサルモネラ菌を対策できますが、半熟で止めてしまうと不十分なんですね。
とくに10度以上で発育し、20度を越えると繁殖速度が早くなるので、作りおきに向かない卵料理は、せめて10度以下の環境で保存しましょう。
目玉焼きは冷凍できる?
ここまで調べたところで、夫の朝食に作り置きする、というわたしの野望は破れたのですが、ちなみに目玉焼きは冷凍できるのかどうかというと、残念ながら冷蔵保存には向きません。完全に火を通した場合でも、です。
というのも、目玉焼きは冷凍すると白身の部分がゴムゴムした食感になってしまい、とても食べれたものではなくなってしまうので、冷凍する価値がないんですね。サッと取り出して冷凍お好み焼きや冷凍チャーハンに乗せられたら豪華になりそうなんですが、残念です。
卵の賞味期限は残ってるのだけど?
買ってきたばかりの新鮮な卵で、賞味期限がまだ1週間とか残っていると、何となく調理したあとも1週間は大丈夫な気がしますよね。生よりも加熱したほうが日持ちしそうだと思うかもしれません。
しかし、なんと卵は割ってしまうと賞味期限が早まる食品。殻が鮮度を保ってくれているんです。
卵料理の賞味期限=割る前の卵の賞味期限、ではないので注意が必要です。
放置したら完成する半熟目玉焼きの作り方
半熟目玉焼きは基本的には作り置きはするべきではないことが分かりましたが、「朝は忙しいからちょっとでも楽に焼きたいよ~~!」という場合には、準備だけして放置で作れるやり方があるので紹介します。忙しくて目を離しているすきに固焼きになってしまった…というアクシデントが防げるのが良いですね。
やり方は簡単。卵を冷蔵庫から出して常温に戻している間に、フライパンを熱します。フライパンがホカホカになったら火を消し、そこに卵を割り入れて蓋をすれば、あとは放置でいい感じに白身に火が通り、黄身は半熟に焼き上がっています。