お弁当に入れるのはどっしりとしたおかずが多いですが、もし茶碗蒸しが入っていたら、つるん♪と食べられて、箸休めにも食欲のないときにもいいですよね。
ただ、茶碗蒸しは日持ちが心配だし、持ち運び方もよく分からない?コツさえ押さえれば安全にお弁当にできてしまいます!
茶碗蒸しはお弁当に入れても大丈夫?
お弁当に入れる卵料理といえば卵焼きです。卵焼きはおいしいですが、昨日も卵焼き、今日も卵焼き、明日も卵焼きでは、ありがたみがなくなってしまいますよね。「うん、またか、ちょっと飽きたな…」と思ってしまいます。
そうなってしまうまえに、お弁当の卵料理枠を茶碗蒸しに変えてみてはいかがでしょうか?
夕食を作るときに多めに作っておいてもいいし、夕食の残りを詰め直しても良いし、朝、お弁当用にササッと作ってもいいですね。…いえ、わたしはササッとでも、朝にお弁当のために料理ができるタイプではないので、夕食と一緒に作る派ですが、それはまあさておき。
卵料理は傷まないか心配…
お弁当に入れたことのない卵料理を初めて入れてみよう!と思ったときに心配なのが、サルモネラ菌は怖いし、傷んでしまわないか心配だな~ということではないでしょうか?
卵料理は基本的にはお弁当には向いていません。砂糖や醤油などの保存料代わりになる調味料を使って、完全に火を通してつくる卵焼きならなんとかクリア、という感じなんですね。
茶碗蒸しは完全に火を通してはいますが、だし汁と合わせているので水分が多いのが心配な点です。水分が多い食品は痛みやすいですからね。
蒸し暑い夏場はもちろん、冬でも暖房の効いた暖かい部屋に置いておくとびっくりするくらい温まってしまうので、お弁当箱の置かれる場所が温かい場合には対策を練る必要があります。
理想的には、お弁当箱の状態を冷蔵庫に近づけることですね。お弁当箱と一緒に保冷剤を包んだり、クーラーバッグに入れたり、保冷剤代わりの冷凍おかずをお弁当に入れるなどの暑さ対策を行いましょう。
どんな容器に入れればいいの?
茶碗蒸しといえば陶器の器に作ることが多いですが、そのままお弁当にするには重いし、割ってまわないか心配だし、お弁当箱に合ったサイズでもないのが悩みどころではないでしょうか。
もしすでに作ってしまった残り物を持っていきたい場合には、スプーンで掻き出して、水分がお弁当箱の中で広がってしまわないようにアルミのカップなどに入れるか、お弁当とは別のタッパに詰めましょう。
お弁当用に茶碗蒸しを作りたい!
夕食を作るついでにお弁当用にもつくろう~!という場合には、お弁当箱に入れやすいサイズのシリコンカップや厚手のアルミカップに直接作ると、茶碗から出してぐちゃっと入れるよりも見栄えがするし、水分が出にくいので便利です。
レンジでも作れる!シリコンカップの茶碗蒸し
シリコンカップに卵液と具を入れると、背が低いから蒸すのの気を使いそうだな~という場合には、レンジで加熱することもできます!
強い火力で温めてしまうと火が通り過ぎてしまい、「す」が入ったり、乾燥してパサパサになってしあったり、最悪の場合には爆発してしまうので、W数を200に下げて8~9分加熱すれば完成です。
お弁当用の茶碗蒸しを作り置きして冷凍してもいい?
そうと分かれば、シリコンカップサイズの茶碗蒸しをたくさん作っておき、冷凍して、あとはお弁当箱にポン!と入れるだけ!にできたらな~と思いますよね。冷凍作り置きを活用するのはお弁当マスター初級編みたいなものです。
しかし、残念ながら、茶碗蒸しは冷凍保存と相性が悪く、冷凍すると卵は食感が変わってしまうし、だし汁が抜けてしまって美味しくなくなってしまいます。
わたしは多少の味の劣化は気にしないタイプですが、そんなわたしでも「これはナシ」だと思う感じの茶碗蒸しではない何かになります。
2日以上前に作った茶碗蒸しをお弁当に持っていくのも心配が残るので、お弁当用に茶碗蒸しを作り置きするなら、前日の夜に作って冷蔵庫に入れておくか、朝作るしかないですね。
作り置き茶碗蒸しの日持ちについては、こちらをご参照ください。