イギリスに留学していたころ、仲の良かったスペイン人の友人宅に遊びに行ったときに、スパニッシュオムレツを作ってもらったことがあります。時間をかけて作る本場のスパニッシュオムレツは夢みたいに美味しくて、その後スペイン料理屋なので何度か注文しましたが、あれ以上のスパニッシュオムレツには出会えていません。
そのときに作ってもらったスパニッシュオムレツのレシピを、自分用の覚書もかねて紹介します。
スペイン人に教わった!本格スパニッシュオムレツレシピ
イギリスに留学していたのは2005年のことで、そう考えるとずいぶん昔の話になりますね~!時が経つのがあっという間すぎてびっくりします。
同じクラスだったスペインのバスク地方出身の女の子と仲良くなり、家に遊びに行ったときに作ってくれたスパニッシュオムレツ。はじめて食べたスパニッシュオムレツだったのですが、びっくりするくらい美味しくて、今でも好きなスペイン料理の一つになっています。
今回ブログを書くにあたって当時の写真を探してみたところ、なんと過程を撮影したものが残っていました。デジカメで撮った写真なのですが、スマホの写真より粗いところに時代を感じます。
材料
- じゃがいも…600g
- 卵…8個
- 赤玉ねぎ…一個
- オリーブオイル…たくさん
- 塩コショウ
これで5~6人前。かなり目分量で作っていました。オムレツを焼くフライパンのサイズに合わせて増やしたり減らしたりしてみてください。
作り方
よく見かける簡単レシピとの主な違いは、最初にジャガイモをオリーブオイルで加熱すること。良いオリーブオイルを使うのがポイントだと言っていたのですが、たとえどんなオリーブオイルを使ってもあんまり経済的ではありませんね…!
野菜を準備します
皮を剥いたジャガイモを2センチくらいのサイコロ型、玉ねぎを雑なみじん切りにします。
玉ねぎを加熱します
フライパンにジャガイモがかぶるくらいの量のオリーブオイルを注ぎ、赤玉ねぎから加熱していきます。
ジャガイモも入れてゆっくり火を通します
同じフライパンにジャガイモも入れ、弱~中火でじわじわ火を通していきます。串を刺して抵抗なく刺さるようになったらOK。
オリーブオイルを切ります
ジャガイモに火が通ったらオリーブオイルと野菜を分けます。野菜を網ですくい出すやり方でもいいですが、友人はザルに油を流し込む方式でした。油が熱くなっているので注意してください!
オリーブオイルはこのまま保存して、その後べつの料理に再利用するよ~といっていた記憶があります。
卵を投入します
ジャガイモと玉ねぎが入っている同じフライパンに、塩コショウをした溶き卵を一気に入れます。完全に火を通すため、弱火でじわじわと加熱します。
ひっくり返します
小さいオムレツの場合フライ返しでクルッと行けるかもしれませんが、卵を8個使っているとキレイにひっくり返せずに崩れてしまいます。
同じくらいのフライパンに油を引き、オムレツの入っているフライパンに蓋をするように被せる→蓋をしたまま両方とも一気にひっくり返す→オムレツがひっくり返って移動している!というやり方がおすすめです。
写真はひっくり返ったあとの状態ですね。うしろのほうに最初のフライパンが見えます。
火を通したら完成です!
卵にしっかり火を通したら完成です!記憶にないのですが、付け合せにサラミらしきものとハムらしきものが見えますね。
細かい記憶がありませんが、わたしに出されたのがこれだったのだと思います。ランチでした。すごく雑なサラダがついてますね。ドレッシング、かかってなくない?
シンプル・イズ・ベスト!
ジャガイモと玉ねぎだけのシンプルなスパニッシュオムレツですが、じっくりとオリーブオイルで加熱されたジャガイモのジューシーさと、玉ねぎのほんのり香ばしい香りが絶妙に卵を引き立てていて、今でも思い出せるくらい美味しい食べ物でした。
レタスのことをすっかり忘れているのに、オムレツのことばかり鮮明に覚えてるくらいなので、それくらい衝撃的だったんでしょう。
お家で気軽に再現するには使うオリーブオイルの量が多くて、つい簡単!系レシピに逃げてしまうのですが、ちょっと特別な日に試して欲しいレシピです。
スパニッシュオムレツは卵料理のわりに作り置きしてもおいしいのも嬉しいですね。作り置きおつまみやお弁当にもおすすめです。