年に何度も作るわけでないと、茶碗蒸し専用の器を買っても場所を取るばかりになってしまいますよね。キッチンに収納しなければいけないものは多いので、別の容器で代用して、おいしい茶碗蒸しを作りたいところです。
このページでは、茶碗蒸しの器代わりになる容器を紹介します。
茶碗蒸しの器の代用におすすめの容器
家の中を探してみると、茶碗蒸しの代わりとして使える容器はいろいろ見つかります。これだけあれば専用の器を買う必要はありませんね!
好みのサイズや見た目に合わせて、使いやすいものを選んでみてください。
- 湯のみ
- マグカップ
- コーヒーカップ
- お茶碗
- ココット
- 丼ぶり
- グラタン皿
- 牛乳パック
- 紙コップ(柔らかいので、2重にして使うのがおすすめです)
茶碗蒸しの器とサイズの似ている、湯のみやココットはとくに使いやすいです。もう少し量がほしいときにはマグカップが便利。丼ぶり、グラタン皿サイズなら、夕食のメインにもできそうですね。
きれいに洗って乾かした牛乳パックや紙コップは、使い終わったらそのまま捨てればいので片付けが楽ちんですね。割れる心配もないので、子どもが集まるパーティに便利です。
代用品を選ぶときにきに気をつけたいこと
茶碗蒸しの器代わりを選ぶときは、大きさやデザインの他にも、以下の点に気をつけておくと幸せになれます。
器ごと加熱する料理なので、とくに気にしたいのは安全性。茶碗蒸しを作るはずが事故が起こってしまった、なんてことにならないよう、要確認です。
素材の耐熱性
茶碗蒸しの器は陶器であることが多いです。耐熱性のある容器であれば、陶器である必要はないのですが、ガラスやプラスチックの容器は加熱できない場合もあるので、できれば避け、どうしても使いたい場合には耐熱性を確認しましょう。
加熱できないプラスチックで茶碗蒸しを蒸すと溶けてしまい、ガラスの場合は割れてしまいます。
器の深さ
茶碗蒸しを鍋に入れるときや、高熱でグツグツ蒸しているときにこぼれてしまわないように、容器いっぱいまで並々注ぐよりも、8分目ほどまで注ぐのが一般的です。
あんまり平べったい器だと、蒸すときに鍋の中で場所も取りすぎるので、高さのある器のほうが扱いやすいですね。
蓋があると理想的です
きれいに蒸し上げるために、また、蒸すときに鍋の蓋に付いた水滴が入ってしまわないようにと、茶碗蒸しの蓋には意味があります。
なので、蓋のついている器があれば理想的なのですが、蓋はアルミホイルやラップでも代用できるので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
代用の器で上手に作るコツ
シンプルな素材で、短時間で作れる茶碗蒸しですが、お店で出てくるような滑らか~♪な茶碗蒸しを作るのは、なかなか難しいんですよね~!
卵液のバランスが悪いと固まらなかったり、逆に固くなってしまったり、火加減がまずいと「す」が入って食感が悪くなってしまう、奥の深い料理なんです。
専用の器を使ってもそうなので、代用の器で作るときにも気をつけたいことがいくつか。レシピ通りの茶碗蒸しを作るためにも確認してみましょう。
同じ器で揃えましょう
茶碗蒸しを作るときの2大ポイントといえば「卵液のバランス」と「蒸し加減」ですが、コツを掴むのが難しいのが蒸し加減。
とくに器の大きさや形が違う場合、小さい器のほうが先に固まるので、大きい茶碗蒸しが固まるころには「す」が入ってしまいます。
かといって小さい茶碗蒸しを先に出すと、鍋の温度が下がってしまうので、まだ固まっていない大きな茶碗蒸しがきれいに蒸し上がらない、なんてことに。
器はすべて同じサイズで揃えて「こっちは固まったけど、こっちはまだ固まっていない!」という問題を防ぎましょう。
すが入らない、鉄板の蒸し方についてはこちらもどうぞ!
火加減と加熱時間を意識しましょう
同じ大きさの器で揃えても、丼ぶりなど、一般的な茶碗蒸しの器よりもかなり大きい器を使う場合、レシピに記載されている蒸し時間では固まらないことが多いです。
茶碗蒸しを作り慣れていればいいのですが、そうでない場合には、あまり大きいサイズの器を使うよりも、茶碗蒸しの器に近い大きさ、形の器を使ったほうが、レシピ通りの蒸し時間で蒸し上がるので安心ですね。