ある時とつぜん食べたくなるもののひとつに、フレンチトーストがあります。
ただの食パンがひと手間で高級感を漂わせる、夢のようなフレンチトーストですが、そのひと手間がめんどうで「食べたいけど、卵液を作って最低でも30分は浸しておいて、その後に焼くとフライパンを洗わなくちゃいけなくて…あ゛ー!やっぱりやーめた!」となる日も、とつぜん食べたくなる日と同じくらい多いです。
そんなフレンチトースト、まとめて作っておいて冷凍できれば、食べたいときにササッと食べられて便利だろうな~と思い、冷凍できるのか?おいしく食べるにはどうやって解凍するのか?についてまとめてみました。これで欲望に忠実な楽しい間食ライフがはかどります。
フレンチトーストは冷凍できるの?
卵を使っているので冷凍はどんなものかな、と思っていたフレンチトーストですが、意外にもいい感じに冷凍することができます。
冷凍庫のにおいが移りやすいのでしっかり密封して、ひと月を目安に冷凍保存が可能です。それでもやっぱりにおい移りが気になるので、おいしく食べるなら2週間で食べてしまうようにします。
ちなみに、常温でも2~3日保存することができるので、すぐに食べる予定があるなら冷蔵のほうが解凍する手間が省けるので扱いやすいかもです。
焼く前VS焼いた後
卵液に浸けてあとは焼くだけの状態でも、焼いてあとは食べるだけの状態でも、使いやすいほうで冷凍が可能です。
焼く前に冷凍したフレンチトーストは、自然解凍したあとで焼く必要があるので、食べるときにある程度の計画性と手間が必要ですが、出来たての美味しさを味わうことができます。朝食に焼くように下ごしらえだけ一気にやりたい~!という場合に良いですね。
食べるときの手間を省きたいなら、焼いてから冷凍したほうが断然楽ちんです。レンジでチンしてすぐに食べられるし、ちょっと手間をかけてでもおいしく食べたい気分のときにはフライパンかトースターで焼き直せばいいので、その時その時の都合で好きなように食べられるのが良いです。もちろんわたしは焼いてから冷凍派。
フレンチトーストの冷凍方法
では、解凍したときのガッカリを防ぐためには、どうやって冷凍したらいいのでしょうか?日持ちさせるのはもちろん、おいしく食べるためのコツも抑えておきましょう。
焼く前に冷凍する場合
お好みのレシピで作ったフレンチトースを、1枚ずつに分けてラップに包み、さらにフリーザーバッグに入れて密封します。におい移りを防止するために、面倒臭がらずに二重にしましょう。
好みによって、パンを卵液に一晩しっかり漬け込む場合もあると思います。卵液にひたひたに漬かったパン派の人は、最初からラップではなくフリーザーバッグに、卵液の量に余裕を持ってパンと一緒に入れましょう。冷凍、解凍中にパンが卵液を吸収していい感じのひたひた具合いになります。そのあとでもう一度フリーザーバッグに入れて、二重にして冷凍庫に入れます。
焼いた後に冷凍する場合
フレンチトーストを焼いてから冷凍する場合にも、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れて、二重ににおい移りから守ります。
このとき、食パンをドーンとそのまま冷凍するよりも、半分か1/4サイズに切って冷凍すると、加熱するときに均等に火が入りやすくなります。加熱するときにムラがあると、温めすぎて固くなってしまったり、真ん中のほうが冷たいままだったりしますからね。
フレンチトーストを解凍するには
食べよう!と思ったら、まずは常温か冷蔵庫で自然解凍します。翌日の朝食用だったら、前の日の晩に冷蔵庫に移しておく感じですね。
すでに焼いてあるフレンチトーストは、思い立ったときにレンジで温めることもできます。卵は温めすぎると固くなりやすく、そこからさらに加熱するとパンも固くなってまったく美味しくなくなってしまうので、レンチンするさいには解凍モードでゆっくり加熱して、温めすぎないように気をつけたいです。
レンジでチンした場合でも、温めたあとでトースターやフライパンで表面をカリッとさせると焼き立てみたいにおいしく食べられます。ちょっと手間を掛けてもおいしく食べたい気分だな~~というときにおすすめです。