材料がシンプルなので、自宅でも作ってみたくなるおしゃれ料理、キッシュ。簡単そうに見えますが、いざ焼いてみると生地がべちゃっとしていたり、底が生焼けのままだったり、レシピ通りに作っても、うまくいかない!なんてことはありませんか?
キッシュの生地が生焼けにならない焼き方は?
わたしが初めてキッシュと作ったときも、フィリングの下の生地がベチャベチャしていて、生焼け?生地が水分を吸ってふにゃふにゃになった?という感じになってしまいました。
食べられなくはないのですが、サクサクの生地と滑らかなキッシュを目指して作ったので、ものすごくガッカリでしたね…!
焼きが足りないのかな?と思って焼き直してみても、火は通っているものの「ウーーン」という仕上がりで、ちょうどそのころ働いていたカフェでキッシュを扱っていたので、シェフにコツを聞いてみたところ、三つのポイントで改善することができたので紹介します!
生地を空焼きしましょう
まずは生地を空焼きすることです。生の生地にフィリングを入れて焼こうとすると、なかなかパイ生地までパリッと焼くことができないので、確実に火を通してサクサクにするためにも、ちょっと手間ですが安全な道を通ります。
空焼きとは、フィリングを入れずにパイ生地だけ先に焼くことをいいます。やり方はとっても簡単。
- 冷凍パイシートを使う場合には解凍しておきます
- タルト型にパイシートを敷き詰め、フォークで穴をいくつか開けます
- 生地が膨らんでしまうのを防ぐために、クッキングシートを乗せ、その上からタルトストーン(もしくは小豆や米カップ1で代用)を重しに乗せます。
- 200度に温めたオーブンで15分焼き
- クッキングシートとタルトストーンを取って、さらに10分焼いたら空焼き完了です!
高温で一気に焼きましょう
生地を空焼きするときには、オーブンの温度が低いとべチャッとしやすいので、あらかじめ200度に温めておき、高温で一気に焼き上げることを心がけましょう。
焼きあがったら寝かせましょう
焼きたてでグツグツしているキッシュは、また全体的に固まっておらず、溶けたチーズみたいに柔らかい状態です。パウンドケーキと同じで、アツアツの状態で型から出そうとすると、形を保てずに壊れてしまうんですね。
これは生地も同じで、焼きたてアツアツだとヘニャッとしてしまいます。
なので、キッシュを作る時には、食べる直前に焼き上げるのではなく、数時間早く完成させておき、オーブンの保温機能で温かく保っておくか、食べる直前に再度オーブンで温めなおすのがおすすめです。
よりカリッとしたキッシュを焼く裏ワザ
キッシュの生地を空焼きしても、フィリングを流し込んだときに生地が水分を吸って柔らかくなってしまうことがあります。(体感ですが、冷凍パイシートだととくに柔らかくなる気がします。)
これを防ぐために、空焼きしたパイ生地にフィリングを入れる前に、チーズを少し入れておくと、チーズが生地をフィリングから守ってくれるのでサクサクのまま完成しやすいです。生地がサクサクのまま焼き上げられない~!という場合に試してみてください♪
たくさん作ったキッシュの保存方法と温めなおし方については、こちらもどうぞ!