生地をサクサクに焼き、好きな具材で焼き上げたキッシュ。「上手にできた~!」と思って型から出そうと思ったら、うまくできずに壊れてしまい、残念な見た目になってしまった…という経験、ありませんか?
このページでは、キッシュをするん♪と型からはずす方法を紹介します!
キッシュを簡単きれいにタルト型から外す方法
タルト型にくっついてしまったキッシュは、力ずくで出そうとするとボロボロと崩れて壊れてしまいます。かといって、ちゃんと取り出す準備をせずに焼いたキッシュは、無理やり出そうとしないと出せないのも確か。
せっかく、コクがあってしっとりフィリングとサクサクの生地♪で手作りしたのに、トラックに轢かれた後みたいな見た目になってしまうのは残念すぎますよね。
べちゃっとしない生地の焼き方についてはこちらもどうぞ♪
そんなガッカリ経験にならないように、キッシュをきれいにタルト型から取り出す方法を知っておきましょう。ちょっと面倒ですが、このひと手間で取り出すときの作業が100倍楽になりますよ!
焼く前のひと手間がキッシュを救う!
キッシュがきれいに型から取り出せるかどうかは、焼く前の下準備に掛かっているといっても過言ではありません。昔のわたしのように「めんどくさいし飛ばしちゃお~♪」という横着をせずに、しっかり手順を踏んでおきましょう。
型にバターと小麦粉を敷きましょう
いちばん大切なタルト生地を型から外す方法は、やっぱり王道のこれです!
- キッシュを作り始める前に、タルト型にまんべんなくバターを塗りましょう
- バターにくっつけるように薄力粉をふるい、残った粉はふるい落としましょう。これで型と生地のあいだに層ができました!
- 冷蔵庫に入れて冷やしておきます
- キッシュを組み立てる段階になったら冷蔵庫から出し、あとはレシピ通りに組み立てて焼きましょう
バターを塗るときに、タルト型の側面のくねくねしている部分が雑になりがちですが、塗りムラがあるとくっつきやすいので、ひとつずつ指で撫でてバターを塗ってください。
この作業さえ完璧にやっておけば、高確率で簡単にタルトを取り出すことができます♪
心配ならアルミホイルの裏ワザも!
バターと小麦粉をていねいに型に塗りつけておけば、くっついた!という悪夢は回避できるものですが、ど~~~うしても心配で、しかも失敗できない!という状況の場合には、裏ワザを使って保険を掛けてみてはいかがでしょうか。
やり方はとっても簡単で、タルト型よりも大きく切ったアルミホイルを1~2センチ幅に何度か折ったものをふたつ作り、バターと小麦粉を塗ったタルト型の上に十字型に置いて、その上から生地を乗せれば完成です。
はみ出しているアルミホイルが、取り出すときに取っ手になってくれます♪
焼き上げて取り出すタイミングも大事
レシピの通りに焼きあがったキッシュは、アッツアツの状態で型から外すのではなく、室温で30分から1時間ほど粗熱を取ってから外しましょう。
焼きたての生地はまだ柔らかく、無理に出そうとすると崩れてしまうんです。焼きたてケーキみたいな感じですね。
「そんなに待ったらせっかくの焼きたてキッシュが冷めてしまうのでは?」とお思いかもしれませんが、キッシュの本場フランスでは、そもそもキッシュはアツアツを提供する料理ではないんですね。
温かいキッシュを食べたい場合には、粗熱を取る→型から外す→100度くらいのオーブンで温める…の手順で温めなおすのがおすすめです。
ちなみに、型に入ったままのキッシュを冷蔵庫でしっかり冷やしてしまうと、くっつき防止に塗ったバターが固まって、やっぱり出しにくくなってしまいます。もし冷蔵庫で冷やした場合には、熱いタオルなどでタルト型の外からバターを溶かすように軽く温めると簡単に取り出せますよ♪
おいしく焼けたキッシュの保存方法や日持ちについてはこちらもどうぞ!