いろいろな具材を入れたら、うっかり鍋いっぱいに作ってしまったポトフ。1日では食べ切れない場合、どれくらい日持ちするものなのでしょうか?
このページでは、ポトフの保存方法と期間、アレンジアイデアを紹介します!
ポトフの保存方法と日持ちについて
家にある食材を使って、ちょっとおしゃれな食事を簡単に楽しめるポトフ。もともとはフランスの家庭料理ですが、もはや日本の家庭料理でもあります!と言いたいくらい、日本人にとって馴染みやすくて食べやすい料理です。
寒くなってくるととくに作りたくなるのですが、ゴロッとした大きめの野菜をいろいろ使い切ろうと思いながら作ると、大鍋にいっぱいできてしまうんですよね~!
野菜を切っているときにはそんなに大きくなると思わないのに、完成したら想像の倍あるのは何なんでしょうね。まったく学習しません。
そんなたくさん作ってしまいがちのポトフは、どうやって保存して、どれくらいの期間日持ちするものなんでしょうか?
ポトフは常温保存できる?
まずは常温保存についてです。完成したら鍋をそのままコンロの上に置いておき、次に食べるときに火を入れられれば楽ちんですが、ポトフは常温だと痛みやすいので、冷蔵庫にスペースがあるなら季節を問わず避けるようにしましょう。
常温で保存できるのは、6時ころポトフを作って、あと2時間くらいで帰ってくる夫を待つ間、くらいの時間です。室温によっては、夏だとそれすらも心配です。
冬の寒い時期だと、気温が冷蔵庫みたいになるので常温放置したくなりますが、家庭のキッチンというのは暖房が効いていたり、料理のときに出る湯気や熱で意外と温かいんですよね。
もちろん場合によっては、夜作って翌朝食べるまで常温で保存しても大丈夫なことはありますが、料理の保存に自信がない場合には冷蔵庫に入れたほうが安心できます。
冷蔵保存した場合の賞味期限
すぐに食べるなら冷蔵庫での保存が便利で、おいしく保てます。しかし、ポトフの賞味期限はもともとあまり長くなく、冷蔵庫に入れても2日か、季節や保存方法によっては3日を目安に食べ切るようにします。
そうすると立て続けにポトフを食べなくてはいけませんが、ポトフはリメイクするのにかなり優秀なベースなので、飽きてしまったら簡単リメイクするのがおすすめです。
保存方法
鍋のままでも、タッパに移しても、スープ皿に移して冷蔵庫に入れても大丈夫です。空気に触れないようにしたほうが傷みにくくて風味が落ちにくいので、粗熱を取ったら蓋やラップで密封しましょう。
たくさん残った場合に鍋に保存して、食べるたびに全部に火を通して~、残りはまた冷まして冷蔵庫に入れて~、を繰り返すと、ブロッコリーやジャガイモなんかはどんどん煮崩れていきますし、粗熱を取っているときに痛みやすいです。
たくさん残ったときは一回分ずつに分けてタッパに入れて、温めるのは食べる分だけにしたほうが持ちがいいしおいしく保てます。
ポトフは冷凍保存できる?
ポトフは大きめに切った野菜を使っているので、冷凍すると食感が変わってイマイチなポトフになってしまいますが、翌日までに食べきれない場合には、冷凍できないこともない、という感じです。
詳しいポトフの冷凍方法についてはこちら。
粗熱を取ったら、タッパやフリーザーバッグなど密封できる容器に、空気を抜いて移し替えて冷凍して、できれば2週間、劣化がそこまで気にならない場合でもひと月を目安に食べきりましょう。
ひと手間でポタージュにするのがおすすめ!
ポトフを冷凍する場合、そのまま冷凍するよりも、ミキサーにかけてポタージュにして冷凍するほうが、冷凍して野菜の食感が変わってしまうのが気にならないのでおすすめです。
作り方は簡単。粗熱を取ったポトフをミキサーで野菜の形が分からなくなるまで粉砕し、裏ごしをして、タッパやフリーザーバッグで冷凍します。
ポトフにはソーセージや牛肉の固まりを入れていることと思います。裏ごしは面倒ですが、しないと肉の繊維が残って見た目も食感も悪くなってしまうので、日頃レシピの「裏ごしをして」というステップを飛ばしてしまうわたしのようなひとでも、ポトフポタージュの裏ごしはしたほうがいいですよ!
冷凍ポトフの解凍方法
あらかじめ自然解凍してから、鍋か電子レンジで温め直します。
まだ冷凍したままレンジに入れるとものすごく時間がかかる上、外側は沸騰しているけど、中心はまだ凍ったまま…というムラのある状態になってしまうので、半解凍しかできなかった場合には鍋でゆっくり温めたほうが均一に温められ、レンジで加熱したら熱すぎて舌を火傷した!というアクシデントを防げます。
素材の味が滲み出たポトフはリメイクでよりおいしく!
コトコト煮込んで肉と野菜の旨みが染み込んでいるポトフは、カレーやシチューにリメイクするのにぴったり!ルーを加えて温め直すだけで、1日置いた深い味わいのあるカレー/シチューがあっという間に作れます!
昨日食べたし、お昼に残り物のポトフも食べたし、飽きたけど今日中に食べちゃいたいな~という場合には、ぜひちょっとリメイクで変身させてみてください。