滑らかでコクのあるスープがおいしいクラムチャウダーですが、作り方を間違えると、簡単にだまだらけのスープになってしまいます。舌触りも見た目もなんとも残念な感じになってしまいますよね。
そんなことにならないように、このページでは、だまにならないクラムチャウダーの作り方を紹介します!
だまのないクラムチャウダーが作りたい!
小麦粉がうまく水に溶けなかったときにできてしまう「だま」ですが、その正体は小麦粉に含まれているデンプン。
水を含むと粘り気のでるデンプン同士がくっついてだまになってしまうので、裏を返せば小麦粉同士が触れないようにすれば、だまになるのを防げるわけです。
ポイントは
- 小麦粉は一度にいれずに、少しずつ混ぜること
- 入れるときにふるいにかけること
の、ふたつ。簡単なことですが、これさえ守ればクラムチャウダーに限らず、小麦粉料理でだま知らず!になれます。
だまにならない作り方
また、クラムチャウダーで小麦粉を入れるタイミングは、バターやオイルを鍋に入れてすぐ!ではなく、バターで野菜を炒めてから、小麦粉を3回くらいに分けて加え、そのつど野菜をコーティングするように混ぜて馴染ませてから、水や牛乳を加えます。
小麦粉同士がくっつく確率が低くなるからですかね。断然だまになりにくいです。
だまになりにくい粉を使う方法も
上記の方法で調理すれば、目立っただまができてしまうのは防ぐことができますが、もし自宅にあるようでしたら、小麦粉の代わりにコーンスターチを使うのもおすすめです。
コーンスターチはだまになりにくく、小麦粉よりも粘り気を出しやすいので、小麦粉の分量の半分でとろみをつけることができます。
クラムチャウダーがだまになってしまったら?
そうとは知らずに、もしクラムチャウダーがだまになってしまったら?ちょっと手がかかってしまいますが、だまをなくすことはできないことはない、という感じです。
野菜を加える前の、バター+小麦粉+牛乳、だけの状態でしたら割と簡単で、それほどひどくない場合には、泡立て器でシャカシャカするだけでもかなり滑らかになります。
野菜を入れてしまっている場合には、面倒ですがまずは野菜を取り出してソースだけにして、泡立て器でシャカシャカするか、こし器に通してヘラで伸ばすか、ブレンダーにかけると滑らかになります。
だまは食べても大丈夫?
「自宅で食べるだけだし、次回から気をつけて作って、今回はだまのあるままでもいいかな~」というときに、気になるのはだまは食べても安全なのか?ということではないでしょうか?
小麦粉は生のまま食べるとお腹を壊す、と聞いたことがあるので心配になりますが、クラムチャウダーの中でだまになってしまった少量の小麦粉くらいでしたら、そのまま食べてしまっても体に害はないのでご安心ください。
野菜を出して~だまをつぶして~野菜を戻して温め直して~とするのは時間が掛りすぎますからね。だまにならないコツだけ覚えて、今回はそのまま~でも良いと思いますよ!
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